今回から
ベンチプレス論争第2弾 肩甲骨と肩関節
について、書いていきたいと思います!!
第1弾、手首編どうでしたか??
説明不足や分かりにくい点も多かったと思いますが、
気軽にコメントいただければ、お答えできる範囲で答えさせて頂きますので、
これからも宜しくお願いいたします。
さて、本題に入ります。
まずは、肩甲骨から。
よく、『ベンチプレス』でネットで検索すると、
肩甲骨寄せて!!
と書いていますが、果たしてこれは正解なのでしょうか??
結論は、正解ではありません。
補足しますと、寄せるだけでは不十分であり、寄せるのみを行う多くの方が肩などの怪我をします。
それでは、解説していきます。
〜目次〜
肩甲骨を寄せない理由と正しい動き
肩甲骨を寄せるのみだと、ラックアップ時や、動作中に肩が浮きやすく、
肩に過剰なストレスがかかりやすくなります。
そこでもう一つの動作をプラスし、
肩の上がり、怪我のリスクを減らします。
まずは、画像で解説します。
まずは、肩甲骨の下制を行います。
下制のイメージは、ズボンの後ろポケットに肩甲骨を入れるイメージでやってみてください!
次に、多くのネット検索記事に乗っている、寄せると言う動作は
肩甲骨内転動作になります。
そしてこの動作を同時に行うことで、
肩甲骨の下方回旋が可能となり
最も安定した肩甲骨の状態となります。
必ず、肩甲骨の下制から行い、次に肩甲骨内転を行います。
先に、内転動作を行うと、肩甲骨が上がりやすく(挙上)
下制とは、反対の動きになるため、うまく下制できずに結果
下方回旋も上手く出来ない悪循環に陥ります。
肩甲骨を寄せる意識をなくし、ベンチプレスへ応用する
肩甲骨は基本的に下方回旋をキープした状態にします。
そして、ボトムポジション(胸とバーがつく位置)に向かい、
下ろして行くと同時にさらに、肩甲骨下方回旋をします。
そして、切り返しではなるべくキープしながら、
肩甲骨外転、上方回旋の動きを伴い
トップポジションまで挙上していきます。
・・・
???
何言ってるか、よくわからない、と思います・・
これは、肩関節の動きと複合で行うので、肩甲骨の単体の動きでは、なかなか表現できないので、また第二弾の最後でまとめとして紹介します。
ただ、上記の肩、肩甲骨の連動は少し動作の中で行うのは難しいので、
まずは、何も持たずに立って鏡の前で、手を前ならえの状態で肘を伸ばし、下方回旋の練習を行ってみてください。
何も考えず鏡をみてください。
両手の向き、高さ、位置は同じですか?
片側が親指が外に向いていたりなど、違いはありませんか??
無意識のうちに起こる動作の誤差は、自分では気付きにくいものです。
ただ、誤差を放って置くと、どこかに負担が蓄積します。
なので、
より良いベンチプレスをするために、今一度なにも持たず
鏡の前での肩甲骨下方回旋の練習をしてください!
では、今日はここまで〜
次回、【ベンチプレス】肩を痛める原因は?構造と動きを知り痛みとおさらば!お楽しみに!