前回の肩甲骨の下方回旋は、
左右ともに上手くスムーズにできましたか??
この動きは、ダンベルプレスやダンベルフライにも
応用出来るので、是非習得してくださいね!
そして
前回動きを見た、肩甲骨
第1弾で見た、手関節
今回から肩関節
この3つの関節の連動が、すごく大切になります!
なので、肩関節編
少し長くなると思いますが、お付き合いください。
〜目次〜
ベンチプレスで痛めやすい原因と肩関節の構造
肩関節は球関節と言い、
股関節と同様最も動きが大きく自由な関節であり、関節の固定を筋や、靱帯に依存しています。
他の関節は、骨同士の連結があるのに対して、
肩関節は骨同士の連結がほとんどなく、ぶら下がっているのを、筋と靱帯が
引っ張り上げているようなイメージです。
肩が抜けた!! と言う脱臼経験をお持ちの方もいるんではないでしょうか??
つまり、動きは大きいが、肩は脱臼を最もしやすい、すごく不安定な関節です。
不安定な分大きな負荷がかかると、簡単に怪我をします。
ベンチプレスの為に必ず知っておきたい肩の動きとインナーマッスル
肩関節の動きと共に、ぶら下がっているのを確認しましょう。
少し途切れましたが、赤字は 外転 です。
まずは、4方向の動き
()の数字は参考の最大可動域です。
内転は少し腕を前に出してみてください。
次に、肩関節外旋です!
ベンチプレスでは、スタートから下ろして行き、切り返しまでに非常に重要な動きです。
この外旋動作が特に、連動に欠かせないのでしっかり覚えてください!
よく耳にしたことがあると思いますが、肩のインナーマッスルといわれるものが、
肩関節の外旋の動きを主導します。
このインナーマッスルにも、得意な位置での動きがあります。
図の中にある、筋肉が色分けされてますが、それぞれ得意とする位置と動きです。
このどれかが、極端に弱かったり、強かったりすると
動きに偏りが出て、怪我の原因ともなります。
また、三角筋や僧帽筋とも絶妙なバランスで、共同運動が行われます。
最後に内旋です。
ベンチプレスでは、切り返してから押していく動作に使われます。
ベンチプレスを好む多くの人は、この内旋方向の筋力はかなり強いと思います。
対の動きになる、外旋筋力の低下も多く見られます。
今回は、解剖学的内容ばかりで、
退屈な記事になったかもしれませんが、今後、今出てきた言葉が頻繁に
出てくるのでしっかり覚えていて損はないと思います!!
では、今日はここまで〜
次回【ベンチプレス】肩の怪我は2度としない!痛めやすい原因と場所は?お楽しみに〜