ベンチプレスにおいて、足の力を利用すると聞くと、レッグドライブを思い浮かべる人も多いかと思います。
よく「重量UPのためにレッグドライブを使え!」などを見ますが、今回はこの、レッグドライブを意図的に使う必要があるのか?
という点について書いていきます。
高重量の上げるのに本当に必要なのか?レッグドライブとは
レッグドライブは、足で地面を蹴る力を利用し、ボトムポジション〜トップポジションの、バーの挙上を助けるものです。
足の力は、人体で最も強力なので、強い力を発揮します。
うまく使えるといいのですが、
意図して行うと、大きな力を得る代わりに、大きな怪我へと繋がりやすくもなります。
レッグドライブで多い怪我と失敗例
失敗例
この画像は何度も出てきていますが、
③が多くのレッグドライブの失敗例としてみられます。
まず原因としては、
- 重さが体の中心ではなく、上側に寄っている(①と比較)
- レッグドライブの方向の誤り(お尻が真上に上がる)
- 重すぎる重量選択
この3つが重なると、必ずと言っていいほど、腰や肩の怪我につながります。
そして、この3つがなぜ起こるかというと
- 正しくアーチが組めていない
- 下半身のポジショニングができていない
が最も多い原因かと思いますので、過去の記事に必要性等、書いていますので参考にしてみてください。
レッグドライブを意図的に使う必要のない理由とは?
本題の、レッグドライブは意図的に使う必要はあるのか?
について私の意見を書いていきたいと思います。
私は、必要ない! と考えています。
理由は、
- 意図することによるフォームの乱れ
- 怪我のリスクの向上
- レッグドライブへの依存
があげれます。
1、2はなんとなくわかるかと思いますが、
3は、無理やりお尻を上げてでも挙上しきる といった意味になります。
もちろん潰れないことも大事ですし、絶対にあげてやる!
といった意気込みもすごく大切です。
ただ、怪我をしては何も意味がありません。
ただ、足の力を使うことはかなり大切になります・・・
レッグドライブを意図して使わず下半身の力を伝えるコツと方法
大切なことは、レッグドライブを意図して使わず、足の力を伝えることです。
意味不明と思われても仕方ないですが、
要は、下肢のポジショニングがうまくできていれば、自然に足の力はバーベルの挙上動作とリンクします。
- 足裏全体で踏ん張れている
- お尻にも力が入っている
- 局所的に負担のかかっている場所はない
を意識し、上半身のアーチがうまく作れたなら、レッグドライブを意図する必要はありません。
なぜなら、前回記事で説明した
かかとを浮かして、股関節外旋時にお尻に力が入り、かかとがついた際に、頭側へ体が流れている感覚があれば◯
と書きましたが、この頭側へ流れる力の方向が、レッグドライブの方向になるからです。
コツを掴むまで、少し時間が必要とありますが、是非お試しください!!
それでは、今日はここまで〜
次回、【ベンチプレス】レッグドライブを無意識で行うためのコツと方法とは?お楽しみに!