【コンプレフロス】知らないと損!アスリート・トレーニーが得る効果と恩恵!

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今回は、今話題のセルフコンディショニングツール「コンプレフロス」について紹介していきます。

 

「コンプレフロス」とは、

ドイツの有名な理学療法士「スヴェン・クルーゼ氏」の”イージーフロッシング”というコンセプトを元に、サンクドバンドとの共同開発で作られた、フロスバンドで、正しく使用する事で「疼痛・関節可動域・疲労の改善」の効果が得られるものです。

https://www.sanct-japan.co.jp/compre_floss/

 

 

実際に半年以上使用してみた結果、

アスリートやトレーニーのための、最高のセルフコンディショニングツール

と筆者は感じています。

 

今回セミナーを受講したこともあり、

・コンプレフロスの効果とメカニズム

・実際に「サンクドジャパン代表の秋田さん」に直接巻いてもらって感じたことや、アプローチ方法

など、最大限コンディショニング効果を出すための方法を共有したいと思います。

 

*今回、アレルギーや使用禁忌は記事内では紹介していないため、必ずご自身でホームページにてご確認ください。

 

 

コンプレフロスの効果とメカニズムとは?

セミナー内容をすべて書くことは出来ないので、自分なりのまとめたものを書いていきます。

 

冒頭でも紹介しましたが、

「コンプレフロスの効果」としては、大きく3つあり

・疲労の軽減

・疼痛の改善

・関節可動域の改善

があります。

 

この効果がなぜ起こるのか?

という点は、「コンプレフロスのメカニズム」を知る必要があるので説明していきます。

 

・「コンプレフロス」のメカニズム

コンプレフロスは「Facia(ファシア)」といった体の組織にメインでアプローチします。

「Facia」は、線維性結合組織で、皮膚と筋肉の間に存在します。

網目上のような繊維で水分を多く含み、1本1本がよく伸びます。

 

Faciaの役割としては、

・組織同士の滑走を良くする

・神経受容体が多く含まれ、力の伝達に関与する

といった役割を持ちます。

 

例えば「関節の可動域が低下している状態」では、

Faciaの水分量低下→組織の粘弾性向上→滑走性低下

といった悪循環が体の組織に起こっています。

 

ですが、コンプレフロスを巻く(フロッシング)することで、

Faciaの水分量増加→組織の粘弾性低下→滑走性向上

といったことが起こります。

これにより「関節可動域の向上」などの効果が見られます。

 

この「フロッシングの効果」を得るためには、2つの大切な理論があります。

①イージーフロッシングテクニック

動きや、痛みを改善したい部位に対してコンプレフロスを巻き、バンドの圧力と筋肉動作で、バンド固定箇所の血流や体内水分をせき止めた後、バンドを外し一気に滞留を組織へ流し込む。

②スポンジ効果

Faciaは、スポンジのように水分を含むため、一気に滞留(血液・水分)が組織に流れ込むことにより、Facia内の水分量が増加し 、上記の効果が得られる。

 

フロッシング効果の1つである「疲労の軽減」は、

血液や体内水分の滞留を流すことにより、疲労物質を流す効果もあります。

サッカー強豪校のチームが、試合中に”足をつる選手”が多かったみたいですが、

コンプレフロスをインターバル中に巻くようになってからは、”足をつる選手”が激減したそうです。

 

「疼痛の軽減」に関しては、

Faciaに存在する末梢神経を圧迫することにより、「神経抑制」がかかり「疼痛の緩和」に繋がります。

ですが、「神経抑制」がかかると「出力」が落ちるので、運動前には”適度な圧迫”をオススメします。

*「ちょうど良い間を取った強さは?」という点は、筆者が勉強不足のためはっきりお伝えできませんが、

疼痛改善目的→しっかり圧迫を加え、疼痛部位に重ねて巻く

出力増加目的→強すぎず、弱すぎず適度な強さで巻く

の感覚で良いと思います。

 

メカニズムを見てもらったところで、「実際の巻き方」や「巻いたときの感覚」について見ていきましょう。

   

コンプレフロスの巻き方

公式サイトにも記載されている巻き方です。

①末梢から中枢へ巻く

②最初はアンカーを作る(テンションかけない)そこから50%伸ばし(1.5倍)伸ばしながら巻く

③50%重ねながら巻く

④巻いた状態で自動運動、他動運動を2分行う

⑤外した状態で自動運動、他動運動を2分行う

⑥2分×2~3セット行う

 

が、基本的な巻き方となります。

ですが、今回セミナーに参加し「サンクドジャパン代表の秋田さん」にコンプレフロスを実際に巻いてもらって

今までの自分の巻いていた感覚との違い”

を書いていきたいと思います。

 

秋田さんに巻いてもらった感じたことと、徒手アプローチ方法

特に、プロとの差を感じた、上記②、④、⑥について書いていきます。

*表現はすべて主観的なものになります。

 

②最初はアンカーを作る(テンションかけない)そこから50%(1.5倍)伸ばしながら巻く

この部分で大きな違いを感じたのは、「50%伸ばす」という点です。

人の感覚の違いで50%はかなり変化があると思いますが、

「自分の想像より強めに巻くこと」をオススメします。

 

実際に巻いてもらったときには、「80%くらいで伸ばしてるんじゃないか?」と思うようなテンションでした。

筆者含め、セミナーに参加していた多くの方が「50%伸ばせていなかった」と感じました。

 

④巻いた状態で自動運動、他動運動を2分行う

②のテンションで巻いた後、運動を行う前に行ったのが「徒手アプローチ」でした。

自分も巻いた後に「マッサージ」を行なっていましたが、それとは全く違いました。

 

徒手アプローチの方法は

・浅層Faciaに対する徒手アプローチ

・深層Faciaに対する徒手アプローチ

の2種類あり、簡単に方法を紹介していきます。

 

・浅層Faciaに対する徒手アプローチ

GIFを見てみましょう。

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やり方としては、

①軽く圧をかける

②限界までひねる

③さらにそこから、力強く捻る

このアプローチを行うことで、

浅層Faciaの癒着を取ったり、動きを改善することが出来ます。

 

・深層Faciaに対する徒手アプローチ

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やり方としたは、

①しっかりと手掌で圧をかける

②圧をかけたまま、振動を与えるように揺らす

このアプローチを行うことで、

深層Faciaの癒着を取ったり、動きを改善することが出来ます。

 

Faciaに対しては、「振動・圧迫」といったアプローチがとても有効だそうで、この徒手アプローチ方法はかなり効果の高さを感じました。

 

その後。自動運動・他動運動を行います。

*全て合わせて「2分以内」で行うようにします。

 

⑥2分×2~3セット行う

今まで、筆者は1セットしか行ってきませんでしたが、3セット行うことで「関節の動きかしやすさ」が大きく変化しました。

これは是非、ご自身で複数セット行い体感してみてください。

   

コンプレフロスの部位別の巻き方

部位別の巻き方に関しましては、公式サイトにもありますので御覧ください。

https://www.sanct-japan.co.jp/howto/

 

また、パワーリフターの信田さんが下肢・上肢共に巻いている画像や動画などを投稿してくれていますので、参考にしてみてください。

 

 

股関節の動きを改善する巻き方

 

 

コンプレフロスを9ヶ月使用してみて感じた メリット・デメリット

「コンプレフロスの効果」として3つ紹介しましたが、「効果以外の部分で感じたメリット・デメリット」について書いていきます。

メリット

・持ち運び便利

・9ヶ月間毎日使用しても、新品の状態とほぼ変化なし(ロゴ少し剥げた程度)

*1万回の耐久試験に合格している

・セルフで出来る上に、時間も短く質の高いコンディショニングが可能

 

デメリット

 ・線のような跡が残ることがある(1〜2日で消える)ので女性は気になるかも。

・素肌に巻くことを推奨されているが、男性は毛が絡まり痛いことも(着衣の上からだと30%効果減)

・個人としてお試しで買うには少し高い

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ほとんどデメリットは無いに等しいですが

「値段」の部分に関しては、

コード: SJYSHIDA

を入力してもらうことで、公式サイトから全品10%オフで購入出来ます。

*信田さん本人に許可を得ています。

 

後は、

中にある「芯」ですが、残しておいたほうが、「巻取り・テンションをかけて巻く」がやりやすいと意見が多いです!

筆者は、包帯、テーピングに慣れているため外しました。

この点は、「個人の好みの問題」と思います。

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コンプレフロス まとめ

今回はセミナー内容を元に、

・コンプレフロスの効果やメカニズム

・実際に巻いてもらった感想

などをメインに書きましたが、まだまだセミナーで得た情報はあります。

 

効果の持続時間や、RFDについてなどなど

盛りだくさんの情報があるので、気になる方は是非セミナーに参加してみることをオススメします。

実技の時間も長く取ってもらえるので、

アスリート・トレーニーが使うべき理由

を体感出来るかと思います。

 

もう一度いいますが

アレルギーや使用禁忌は記事内では紹介していないため、必ずご自身でホームページにてご確認ください、

 

それでは、今日はここまで!次回、お楽しみに〜