今回は「振動フォームローラーの効果」について書いていきます。
「振動フォームローラー」は筒状でブルブル震え、
トレーニング前のフォーミングアップ、トレーニング後のケアにうまく使うことで
・筋肉痛の軽減
・筋の張り(筋緊張)を緩める
効果があります。
「使いたいけど値段が高いので踏み出せない」
「よくわからないまま使っている」
という方は、是非最後まで読んでみてください!
では「振動フォームローラーの効果」である
・筋肉痛の軽減とゲートコントロール理論
・筋肉の緊張を緩めるシナプス前抑制
について紹介しています。
(言葉は難しいですがなるべく簡単に説明します)
※今回使用しているのは「ドクターエアー ストレッチロールS」です。
筋肉痛とゲートコントロール理論
1つ目は「筋肉痛とゲートコントロール理論」です。
まずは「筋肉痛」から見ていきます。
皆さん経験があると思いますがトレーニングをした翌日くらいから始まり、2〜3日続く痛みです。
この筋肉痛はトレーニング直後ではなく時間を置いてから起こるので「遅発性筋肉痛」と言われます。
「遅発性筋肉痛」は「筋の微細損傷」や「筋内の環境が悪くなる」ことで起こると言われています。
そして、筋肉痛のある部分は
・痛みによる可動域の低下(関節含む)
・痛みによる筋力の低下
が見られ、体の動きに悪影響をもたらします。
ですが、振動フォームローラを使うことで「筋肉痛を軽減」したり「回復を促進」すると言われています。
その効果の1つが「ゲートコントロール理論」です。
ゲートコントロール理論と手当て
まずは「ゲートコントロール理論」を説明します。
人間は、見たものや触れたものの情報を「脊髄」を介して脳に伝えます。
例えば、
・モノを触り、それの「形」「硬さ」「温度」などの手から得られる「感覚情報」
・トレーニング中にダンベルを足の指に落とした時に得る「痛みの情報」
など大きく分けて「2種類の情報」があります。
怪我をした瞬間や、痛みを感じた場所に「手を当てる」経験はあると思います。
まず「痛みの情報」が脊髄〜脳に伝わります。
次に「手を当てる」ことで「痛みの情報」を「感覚の情報」で塗り替えます。
つまり、手を当てる「感覚情報」を脊髄〜脳に送ることで「痛みの情報」をシャットダウンすることを「ゲートコントロール理論」といいます。
※もちろん痛みが0になるわけではありません。
余談ですが「応急手当て」の「手当て」も痛みを抑える意味もあります。
これを「筋肉痛」に当てはめると、
筋肉痛=痛みの情報
振動フォームローラーの刺激=感覚情報
で、先程の手当て同様「ゲートコントロール理論」で「筋肉痛が軽減」されると言われています。
筋肉の緊張を緩める「シナプス前抑制」
次は「筋肉の緊張を緩める効果」です。
日常的なケアや、トレーニング前の動きが悪い部位のウォーミングアップで使えます。
「シナプス前抑制」は難しいので簡潔に説明します。
神経細胞は「前の神経細胞」が受けた情報を「次の神経細胞」に「軸索」を通して情報を伝達します。
情報伝達の例:筋肉を動かせ! 膝を曲げろ!
「シナプス」は「情報を受取る接続部」になります。
そして神経が情報伝達する形が2種類あり
・興奮性シナプス伝達
(情報を受取る神経が活発になる)
・抑制性シナプス伝達
(情報を受け取る神経が大人しくなる)
興奮性シナプス伝達では「筋肉を活動状態」にしています。
活動状態が常に続くことで、筋肉がリラックスしないとイメージしてください。
そこに、フォームローラーで「振動刺激」を加えることで「興奮性シナプス伝達が抑制」され、筋肉が活動状態から解放され、筋肉の緊張が緩みます
上記が簡単に説明したものですが、せっかくですので「シナプス前抑制」も絵で見てみましょう。
接続部のシナプスより前を「シナプス前」後を「シナプス後」といいます。
「シナプス前抑制」は、シナプス前の活動を抑制することです。
まとめると、
振動フォームローラーによる刺激で、シナプス前抑制が起こり筋の緊張が緩む
効果があります。
では、どのくらい当てればよいのか?
どのように使えばいいのか?
を紹介していきます。
振動フォームローラーの強さと当てる時間
振動の強さは「100hz以下」が良いとされています。
紹介している「ドクターエアーストレッチS」の振動は4段階レベルがあり
レベル1「35hz」
レベル2「50hz」
レベル3「58hz」
レベル4「68hz」
になります。
当てる時間としては「1〜10分」当てていても効果があるみたいですが「基準は1部位あたり3分」になります。
トレーニング前は「レベル3~4」で「3分以内」
日常的なケアは「レベル1~2」で「1〜10分以内」
を目安にしてもらうといいと思います。
筆者は「上半身レベル3」「下半身レベル4」でやっています。
あくまで目安なので、痛いと感じる場合はレベルを低くしてください。
値段は少し高いですが、他の類似品の安価なものはオススメしません。
筆者経験で、故障しやすく振動がかなり弱いので充分な効果が得にくいです。
振動フォームローラーの使い方
振動フォームローラーの使い方は動画で紹介しています。
みながら一緒にできるので是非どうぞ!!
振動フォームローラー まとめ
以上が「振動フォームローラーの効果と使い方」になります。
効果については難しくまだわからない部分が多いみたいですが、今有力とされているものと「体感の効果」も非常に高いので、筆者は強く勧めます。
マッサージや、整体など通うのも1つですが「体のケアは自分で出来るようになる」ことが1番理想です。
そのためにも「初期投資」として、1つ持っておくだけで体の状態が変わり、トレーニングの怪我のリスクも減らすことが出来るので、ドクターエアーストレッチロールSを持ってうまく利用していくことを強くオススメします。
今日はここまで〜、次回お楽しみに!
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