前回の記事で上腕三頭筋の腱の部分の痛みやセルフケアについて解説しました。
今回は、引き続き上腕三頭筋の話になりますが、少しマニアックな話をしたいと思います。
まず、肘の裏に痛みがある方で
どうやら、腱の痛みでは無さそうだな
と言う方もいらっしゃると思います。
前回も述べたように、関節や骨に痛みを感じれば即座にトレーニングは中止です。
なんか関節でも腱でもないな〜〜
でも、肘を伸ばしきったときに、
何か 挟み込まれたような 痛み
感覚的にゆうと グリッ となり痛みが出る
等々ある方は今回紹介する、コンディショニング方法を是非試してみてください!!
〜目次〜
肘裏の関節の痛みに関与する上腕三頭筋内側頭の特殊構造
内側頭は、腱に合流し深層部分の肘関節の後方の関節包にも付きます。
関節包とは、骨と骨で連結をつくる関節部分を、膜のようなもので、その連結部分を覆ってるものです。
この膜の部分も動きが、悪いと関節の動きに適応出来ず 挟み込まれる 事があります。
挟み込まれることを、インピンジメント とも呼ばれます。
これが繰り返し起こると、インピンジメントされた場所が劣化し、痛みに繋がります。
そして、今回肘の裏の関節包インピンジメントの原因の1つになるのが、上腕三頭筋内側頭の機能不全になります。
「内側頭に正しい刺激」を与えてあげると、改善する可能性があるので、是非やってみましょう!!
肘裏の関節の痛みの原因を改善する方法
まずは、前腕を回外位に、手首を掌屈位とします。
そして肘関節最大屈曲位にし、ここがスタートポジションです!
そこから痛みのない範囲で最後まで伸展を行います!
伸展と同時に、反対の手で軽く内側頭(腱に近い部分で内外両方)を押さえてあげてください!!
押さえ方は腕を反対の手でこんな形で押さえます。
上腕の裏側から掴んでくださいね!!
内側頭を触りながら、伸展していくことで刺激を与え.しっかりと内側頭働けよ!!
というメッセージを送るイメージですね!
なるべくお風呂など温まっている
環境でできたらいいですね!
テンポよく20回程度行いましょう!
それでは今日はここまで〜
次回、【ベンチプレス】肘の痛みを無くす!肘関節の可動域の飛躍的UP方法とは?お楽しみに!