前回の、骨、関節のチェックとセルフケア
筋肉に対してのチェックとケア
を実施後少し動きに変化が出たと思います。
お風呂上がりや、これから運動しない場合はこの「セルフケア」のみで十分です。
ただ、動きを改善してから「ベンチプレス」をやろう!!と思い、トレーニング前に骨、関節を緩めた状態で行うと、関節が緩くなり怪我のリスクが増える可能性があります!
・・・
じゃあ、骨、関節のセルフケア絶対やらない!
となりますが、ちょっとした「追加のアプローチ」を行うだけで、
関節の動きが良いまま、緩さも無くなります!!
それでは、「追加のアプローチ」を見ていきましょう。
手首の掌屈・背屈へのアプローチ方法
今回は、「右手へのアプローチ」で統一していきます。
まずは、このような形で「十字架」を作ります。
この際の、注意点としては、指先同士で十字架を作るのではなく、手の平、手の甲を合わせ作るようにしましょう!
右手は運動方向へ、しっかりと力を入れるようにします!
では、まずは背屈へのアプローチです。
このような形で、両手の平と甲で押し合います。
この時の注意点として、肩は力を抜き、右手の力の強さに対して左手で拮抗するように合わせます。
指の位置は変わりますが、手首の位置はほとんど変わりません。
この力が拮抗して、関節が動かないことをアイソメトリック運動と言います。
ぜひ、覚えてください!!
手首の橈屈・尺屈へのアプローチ方法
続いては、手首の尺屈についてです。
*尺屈とは、手首を小指側に曲げる動作
これも先ほどと、同じで「アイソメトリック運動」を行います。
最後に、手首の橈屈です。
*橈屈とは、手首を親指側に曲げる動作
これも同様「アイソメトリック運動」を行います!
左右共に3セット行いましょう!
これで、手首の背屈、掌屈、尺屈、橈屈
全ての方向にアプローチをし、関節の緩みが無くなりました。
さあ、これで思う存分「ベンチプレス」を楽しみましょう!!
アイソメトリック運動の「6秒」の理由とは
・・・
なんで力入れたまま5秒とか10秒じゃなくて、6秒なの?
と疑問に思う方もいるかもしれませんね!
これは、覚えなくても大丈夫です!
あっそーーー ぐらいの気持ちでみてください!!
人間の筋繊維は、力を発揮するときは『0か100の法則』で1本1本の筋肉が力を発揮します。
ちょっとだけ、力出す! とか器用なことはできません・・・
力を出すか出さないかの二択で働きます!!
そして、1本の筋繊維が持続して力を出せる時間が5秒弱です!
なので、しっかりアイソメトリック運動で刺激を入れるために、
5秒弱を確実に超える6秒と言うわけです!!
それでは、今日はここまで〜
次回、【ベンチプレス】肩甲骨は寄せない!寄せるとダメな理由とは?お楽しみに!