【ヒップヒンジ】”腰痛”を防ぎ、”股関節”の動きを改善!3つの練習方法とコツとは?

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今回は「ヒップヒンジ」を習得するための、練習方法について書いていきます。

 

「ヒップヒンジ」といえば

脊柱を真っ直ぐに保ち、股関節主体で動作を行う事”を言います。

 

特に「デッドリフト」で重要な動作になり、

この動作がうまくできないと「腰の怪我」に繋がったり、股関節周りの大きな筋肉(殿筋・ハムストリングス)が上手く使えなくなります。

 

なので、

・デッドリフト(ベントオーバーローイング)で腰が痛い

・普段から股関節周りの動きが悪い

・太ももの前面(大腿四頭筋)ばかり疲労する

という方は、「ヒップヒンジ」の練習方法を取り入れ動きを改善してください!

 

 

【ヒップヒンジ】の正しいフォームとやり方

まずは「ヒップヒンジ」とはどんなものなのか?

という点について、画像と共に簡単に説明していきます。

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 「ヒップヒンジ」はこのような形で

”脊柱を真っ直ぐに保ち股関節主体で動作を行う”ことです。

ヒップヒンジがうまくできると。

右側赤丸の「殿筋・ハムストリングス」を活かすことができます。

 

「殿筋・ハムストリングス」は、”股関節の強力な筋肉”であるため、上手く使い鍛えることで「腰」への負担は格段に減らすことができます。

逆に「ヒップヒンジ」がうまくできない方は、

トレーニングで「腰」を痛める可能性が高くなります。

 

「ヒップヒンジ」の練習方法を見ていきましょう。

 

【ヒップヒンジ】練習方法1 ”股関節”を上手く使うための「お尻壁押し」

まずは「股関節を主体で動かす練習」からやっていきます。

では、早速見ていきましょう。

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まずは壁から「拳1つ分」程度離れます。

次に「背筋を伸ばし、壁にお尻を押し付けるイメージでお辞儀」をしてください。

この”壁にお尻を押し付ける”という感覚を覚えていてくださいね!

 

次は、少しレベルアップします。

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先程よりもう少し壁から離れます。

「靴1足分」程度でいいと思います。

「背筋を伸ばし、壁にお尻を押し付けるイメージでお辞儀」をしてください。

この時の注意点は、

先程より距離が遠いので「重心が後ろに偏りやすい」ということです。

「壁にもたれかかる形」にならないように注意してください。

 

では、次で最後です。

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最後は「靴1足半分」くらい壁から開けましょう。

重心を保ったまま「背筋を伸ばし、壁にお尻を押し付けるイメージでお辞儀」をします。

この時に

「ハムストリングスの伸ばされている感覚」を感じましょう。

「ハムストリングスの伸ばされている感じ」は、最も重要なポイントです。

もし、ハムストリングスのストレッチが感じられない方は、

・膝・腰が強く曲がっていないか?

・重心は、体の真ん中にあるか?

という点を確認してみてください。

 

「股関節主体」の動かし方がわからない!

という方は、股関節の前側に指を当てて壁側に押し込んであげてください。

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このときも必ず「背中は真っ直ぐ」を意識しましょう。

 

【ヒップヒンジ】練習方法2 ”腰痛”を防ぐ、脊柱を一直線に保つ「棒おじぎ」

次に「ヒップヒンジ」動作で大切な『脊柱’(背中)を一直線に保つ』という練習を紹介します。

この練習方法は腰痛が無い方でも、自分の脊柱の動きの癖を見分ける」にも非常に有効ですので、是非お試しください!

 

では見ていきましょう。

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まずは、100均でも売っている「つっぱり棒」を用意します。

筆者は、右の棒を使っていますが突っ張り棒で問題ありません。

右側写真のように、背中の中心に棒を添わせ手でおさえます。

両手の抑えるポイントは「片手で後頭部」もう一方の「片手で骨盤」を軽く押さえます。

 *骨盤は、おしりの穴から、拳1つ分くらい上が目安です。

 

その2点に棒が接地すると自然と「肩甲骨の間」にも棒が接地していると思います。

右側の赤丸の「後頭部・肩甲骨の間・骨盤」から棒が離れないように、これから練習していきます。

 

それでは実際に「棒おじぎ」をしていきます。

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動作としては、先程の

「壁にお尻を押し付ける」+「棒が、ずれないようにする」です。

このときも赤丸の3点は離れること無く、股関節を後方に押し込むことで、

「脊柱をまっすぐ、ハムストリングスにストレッチ感」

を感じることができます。

この動作が、そのまま「ヒップヒンジ」となります。

 

では、「失敗例」も見てみましょう。

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①後頭部が浮く

これは、「頚椎の位置」が悪い状態なので、少しあげる意識を持つだけで大丈夫です。

 

②骨盤が浮く

これは③も同じなのですが

ヒップヒンジで大切な「股関節主体」の動きができていません。

「骨盤(後弯)」と「腰椎(屈曲)」が「股関節の動きの代償」をしています。

背中が丸くなっているのと、股関節を上手く使えなていないため「デッドリフトやベントオーバーロウ」で腰を痛める例となります。

 

③両方浮く

もはや「背中を丸めている」運動になります。

大きな怪我の原因になりますので「改善方法」を見ていきます。

 

「棒おじぎ」の失敗例を改善する重要なポイント

「ここまで色々と意識をしてやってみたが、一向に上手くできない!!」

「練習しているが感覚がつかめない!!」

という方に、”柔軟性が低い”という可能性がおおいにあります。

 

特に「ハムストリングス」の柔軟性の低下が考えられます。

そんな「ヒップヒンジ」動作の妨げになる、「ハムストリングス」の柔軟性を改善するストレッチを紹介します。

   

【ヒップヒンジ】練習方法3 ”柔軟性”をあげるストレッチ「ジャックナイフ」

「ハムストリングス」の柔軟性をあげる

ジャックナイフストレッチ」を紹介していきます。

このストレッチは、即効性も非常に高いので、是非お試しください。

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まずは、皆さん一度はやったことがある、

「膝伸ばしたままどこまでさわれるか?」をやってみてください。

この感覚や位置を覚えていてくださいね。

 

それでは「ジャックナイフストレッチ」をやってみます。

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①「膝」と「胸」をくっつける

この体勢を取るのがしんどい方は椅子に座ってでも大丈夫です。

「膝」と「胸」は、動作の最後までつけっぱなしなので離さないようにします。

 

②足首を握る

手をかかと側から回し「親指で外くるぶし」「人差し指で内くるぶし」に引っ掛け、握ります。

これも離すことはないのでしっかりと握っていてください。

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 ③膝を伸ばしハムストリングスにストレッチをかける

 ここで重要なポイントが「膝を伸ばす」ということです。 

「ひざを伸ばす」ではなく「お尻をあげる」意識だと前にコケます!!

しっかりと「膝をのばして」ストレッチをかけてください。

そして呼吸を忘れずに行いましょう!頭に血が上ります!

 

次に失敗例も見ます。

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右側の「ジャックナイフストレッチ」成功例と、左側の失敗例です。

左上は「膝と胸」が離れています。

左下は「最初から膝が伸びている」状態です。

いずれにせよ「ハムストリングス」のストレッチ効果を低下させるので、注意が必要です。 

 

「ジャックナイフストレッチ」をまとめると

  • 「膝と胸」を離さず「足首」をしっかり握る
  • そこから「膝を伸ばし」ハムストリングスのストレッチ
  • 15~20秒程度キープし2~3セットおこなう。

正しくできたら、はじめにやった

「膝伸ばしたままどこまでさわれるか?」をもう一度おこなってみてください!

これで大きく柔軟性が変われば、ハムストリングスの硬さがかなり影響があります。

*変化がなければ上半身の柔軟性の問題が考えられます。

 

殿部の筋肉の硬さも「ヒップヒンジ動作の成功」と関与するため、こちらの記事のストレッチもお試しください。

 

【ヒップヒンジ】練習方法 まとめ 

「ヒップヒンジ」を上手く出来ることは、トレーニングにおいて、怪我の予防に大きく関わります。

健康な体の状態をキープするには、股関節を大きく動かす柔軟性もとても大事です。

今回ご紹介した「3つの練習方法」をトレーニング(特にデッドリフト・ベントオーバーロウ)前のアップに是非取り入れてみてください。

 

それでは、「ヒップヒンジ」について最後にまとめます。

  • 脊柱はまっすぐに、股関節主体で動かす。
  • 重心位置は、体の中心で保つ
  • 柔軟性が足りない方は、ハムストリングス、臀部の柔軟性をあげる

以上が大切なポイントとなります。

それを活かして、前回ご紹介しました「ルーマニアンデッドリフト」も是非、”ハムストリングス”の強化と、柔軟性向上のため、メニューに取りいれてみてください!

それでは、きょうはここまで〜 次回、【オーバーヘッドプレス】”骨格”からみるフォームと肩の強化【ミリタリープレス】お楽しみ!