今回は、手首の「痛み」や「負担」を減らすバーの”持ち方””握り方”について解説をしていきます!
バーの乗せる位置を少し意識し変えることで、手首の「痛み」「負担:はかなり減ります。
よく聞くのは、『ベンチプレスは手首を立てないと痛める』と聞きますが本当にそうなのでしょうか??
「立てないほうが良い理由」は前回記事に書いてありますが、今回は「手首を寝かせ、バーを乗せる最適な場所」についても解説していきます!
前回記事↓を読まれてない方は、先に読んでもらえると理解しやすいと思います。
手首の痛みが出ない安定した場所にバーを乗せる
普通に握ると、「前腕の延長軸上」の、手首の付け根で握るのはかなり難しいと思います。
特に、バーを強く握りこんでしまうとより一層難しくなります。
画像で解説していきますね。
バーを乗せる位置は、手首の付け根に近く、手の面積が最も広い場所に乗せるようにします。
基本は、この「パー」の形を維持します。
「グー」の形で握りこむと、
赤丸印の場所に「膨らみ」ができて、丸と丸の間に「溝」もできることになります。
この「膨らみ」があることで、動作中に「バーが指の根元の方に転がりやすく痛みの原因」になりやすいです。
なので、不安定で重いものを持つときは、なるべく広い面積で受けた方が安定します!
そこに骨の支えがあると、より安定感が生まれます!
手首に負担のかからないバーの持ち方と握り方
では、実際に握っていきましょう・・・
いえ、「握る」と言うより指で蓋をする と言うイメージで行っていきましょう!
まずは、握っている方から
握ることで、「膨らみ」ができ、このままベンチプレスをすると徐々に手首に負担がかかりそうですね。
また受ける面積も小さくなっています。
次に、蓋 をする持ち方
指先の腹の部分で「蓋」をし、親指も引っ掛ける程度ですが、広い面で受けているため非常に安定します!
そしてもう一つ注目してもらいたいのが、手の色です!
握った方は、全体に力が入り、手の色が黄色く変わっています。
蓋をした方は、蓋の役目の「指先」のみの変色になっています。
ん?全体に力が入ってるから握った方がいいんじゃない??
・・・
人間は大きな力は、体の中心が発揮します(ベンチプレスで言うと大胸筋など)
腕、手などはその中心の力を伝えるための、伝導路の末端になります。
そんな大した力も発揮できない末端が頑張っても中心の力の伝達が悪くなります!
なので、なるべく末端はリラックスさせることが力を伝えるための適した方法です!
今日はここまで!
次回、【ベンチプレス】手首の痛み・負担を軽減?バーを八の字で握る理由お楽しみに!
*バーなしで蓋をする握り方イメージ