これまでの4つの記事から、「手首とバーの関係性」を少しわかってもらえたかと思います!
全てのトレーニングに共通しますが、筋や関節に無理なく動作を行うことが不可欠です。
今回は、トレーニングにおいて、無理な負担が掛からないように行える「関節のケア」をご紹介していきます。
痛みの原因を減らす「セルフケア」のメリット・デメリット
メリット
- 関節・筋の可動域(動く範囲)が向上
- 自分自身の体の左右差に気づく
- 家でも簡単に行える
デメリット
- 基本的にはなし
*後述しますが、関節を緩めすぎるのも故障のリスクとなります。
もう少し細かいことはありますが、基本的には「メリットしかない」ものだと考えても良いです!
今回は、「セルフケア」は初めてなので、体のどの部分が、どれだけ「可動域の制限」となっているか、図で見てみましょう。
実は、全体の9割近くが、「筋」と「関節」が占めています。
これから、行う「セルフチェック」もほとんどが、「筋・関節」が制限となり動きに左右差が現れるものです。
それでは行なってみましょう!
手首・前腕のセルフチェック
まずは、手首の背屈チェック(手の平下)
このような形で「手首を背屈」して、少し体重をかけてみてください。
赤丸で囲まれたところに、「痛み」や「強い突っ張り感」はありませんか??
次に、掌屈(背屈と反対)のチェック(手の平上)
「手首を掌屈」して、先ほど同様体重を少しかけてみてください。
赤丸の部分はどうでしょうか??
おそらく多くの人が突っ張り感等、感じるかと思われます!
左右同時に行ってみてください。
どちらかが動き悪い。違和感がきつい。ありませんか??
それでは動きを改善するために関節を動かしていきましょう!
手首の関節のコンディショニング
「手首」の赤丸で囲んだ「骨」に動きを出していきます!
動きの悪い方からやってもらうといいです!
この「骨」を、反対の手で矢印の方向に強く握り、抑えます!!
骨をしっかり掴み、挟み込んでください!!
力を入れたまま、ゆっくり手首をグルグル大きく円を描くように回していきましょう!
反対周りもします! 10周ずつで大丈夫です!
それでは、先ほどの手首「背屈・掌屈」をもう一度行ってください。
どうでしょう??
さっきより手首が曲がりやすくないですか??
もし、変化がない場合はこのセルフケアは必要ではないか、少し力の加える方法など間違っているのかもしれません。
そして、セルフケアの最も大事な点としては、
行った後、必ず変化が出るかチェックすることです。
もし、変化がなければ他のセルフケアを試してみる。
変化がある場合は、正しい動きに、より近づくことができるので、是非取り入れてみてください!!
今日はここまで〜
次回【ベンチプレス】動作を安定させる!前腕の役割とケアとは?お楽しみに〜