前回は、4つのインナーマッスルのうち3つの外旋筋のコンディショニング方法を解説しました。
ベンチプレスを行なっていると、内旋筋が強くなるとのことなので、
内旋筋である、肩甲下筋は無視していましたが
ただ、強ければいい!!
と言うわけでは、もちろんありません。
それだけの頻度で使われていると言うことは、
かなり疲労がたまり、動きが悪くなったり、筋に硬さが出る可能性が大いにあります。
なので、肩甲下筋の動きが悪くならないような、セルフケアを紹介していきます!
肩甲下筋の硬さが肩の怪我や胸の肥大の邪魔に?
青色の筋肉が肩甲下筋です。
この肩甲下筋の状態が悪いと、厄介なことが
いとも簡単に怪我をする肩の状態にしてしまうからです。
なぜかと言うと、
肩甲下筋が硬く、動きが悪いと、肩が内旋し、肩甲骨は外に引っ張りだされ(外転)たり、上に(挙上)上がったままになりやすくなります。
もちろん大胸筋のストレッチも弱くなります。
これは、ベンチプレスのポジションを作る上で、真逆の動きとなるので、肩甲下筋の硬さは動作の邪魔になるわけです!
なので肩甲下筋のケアを紹介します!!
肩甲下筋のケア方法
圧迫と書いてありますが、簡単に言うと今までと同じ、マッサージのことになります。
ただ、今までと違うのは、直接マッサージをするのが難しい場所にあるため、
指を潜り込ませ、筋肉に対して圧をかけマッサージ効果を得ます。
右の肩甲下筋にアプローチをしていきます。
まず、左手をこんな形にします。
この手の形で、肩甲骨の間に潜り込ませるので、しっかりと、指先を伸ばしておきます。
そして、右肘を90度曲げ、右肩を外転90度にします。
右手、右肘、右前腕、を台の上に載せます。
そうすることで、力を抜きながら脇を開くことができ、肩甲下筋に触りやすくなります。
少し変な画像ですが、
こんな感じです・・・笑
画像では上手く表現できていませんが、
肩甲骨面に対して指を差し込んでいくと肩甲下筋に確実に当たりやすくなります。
深く、奥まで差し込むと少し指先を左右に揺らして、刺激を与えます。
20〜30秒ほど、しっかりほぐしてあげてください。
筋肉が発達している方は、広背筋や大円筋を避けながら、肩甲下筋に届かせてあげてください。
硬さや、痛みを感じた方は、かなり状態が悪くなっている可能性があるので、
毎日お風呂に浸かりながら行うと、いいですね!!
それでは、今日はここまで〜
次回、【ベンチプレス】肩甲骨・肩の動き・痛みを改善!必須の前鋸筋ケアとは?お楽しみに〜